2008年11月29日土曜日

レザー ロング ウォレット(表パーツの装飾 その1)

財布の作り込みを始めようと思っていましたが、その前に、表の外観から先に手をつけることにしました。

前回から少しフェーズが飛んでしまいますが、
・床面処理
 ↓
・外観の輪郭カット
 ↓
・ダイアモンドパイソン革のカット、貼付け
 ↓
・切抜き、ヘリ(淵)処理、磨き
 ↓
・エイ革を接合、縫い合わせ(麻糸(赤)、中)
 ↓
・ハイソンを縫い合わせ(麻糸(紺)、太)

といった工程となっています!

ー全体(表)ー

外観の輪郭に関しては、回りをかがり仕上げに変更したいと思ったので、当初の構想より仕様変更して、なるいカーブにしています。
写真は縫い付けを行っているところです。

ー拡大(エイ革部分)ー

エイ革はずっと使いたいと思っていた革です。
サドルレザーを切り抜いた裏から、エイ革を縫い合わせました。
エイ革が盛上がってボリューム感が出るように、革を中心に盛り寄せながら縫い付けてあります。

エイ革はスティングレーや、ガルーシャとも呼ばれる様です。なんでも場所によっては神聖な魚だとか。

また、エイ革には、「天眼」と呼ばれる白い部分が一匹の革につき一カ所にしかない貴重な部分があります。
(天眼はスターマークとも呼ばれる様です。)
今回の部分には「天眼」はまだ使用していません。天眼については、後で留め具の部分に使おうと、とっといてあります。

革は表面が固く、このツブツブもとても固く、カッターで切るにも、容易には切れなく、その固さを実感します。
光沢もキレイで、奥の深い革だと思います。

ー拡大(エイ革の縫い合わせ部分(裏からみたところ))ー

表に盛上がる様に寄せ上げて縫い合わせています。(ちょっと苦労しました。)

2008年11月23日日曜日

レザー ロング ウォレット(染色、着色完了)

カービングに着色を行いました。

1.バックグラウンド着色(ローパスバチック ベージュ)
→ 2.レザーコート(防染)
→ 3.アンティーク染め(陰影付け)
→ 4.ラッカー仕上げ(カービング部分のみ)
→ 5.ミンクオイル

今回の、「1.バックグラウンド着色」と「3.アンティーク染め(陰影付け)」に関しては、薄めに、ナチュラルな感じにしてみました。





これからいよいよ、ウォレットの作り込みに入っていきたいと思います。(年内に仕上げるゾー。)

2008年11月16日日曜日

レザー ロング ウォレット(カービング完了)

カービング、及び装飾カット、バックグラウンドが完了しました。
縫いや作り込みも面白いですが、カービングも飽きる事無く面白いです。描いていた絵が完成したような気分になります。


ー拡大ー


これから、バックグラウンドに色挿しをします。
今回は、他のパーツとのバランスもあるので、なるべくナチュラルな感じに仕上げようと思っています。

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2008年11月9日日曜日

レザーロングウォレット(カービング)

カービングにもう少し時間を要するかと思いましたが、思ったよりスムーズに運ぶことができました。
後は、デコレーションカット(飾り線のカット) → バックグラウンド(バックの潰しの刻印打ち(地味〜に時間がかかる)) → 色挿し → 染色 という手順で表のカービングの外観は終わります。
後は、留め具を付けーノ、表のパイソンを貼りーノ、中パーツも作りーノ、やる事がまだまだたくさん....!
もうすぐ年末、、、仕事もドタバタしそう、、、年内完成を目標にしたいと思います。



2008年11月7日金曜日

レザーロングウォレット(カット)

革を仕入れました。革は、サドルレザーバーニッシャブル4mm です。
グレージング等の加工処理がされていないので、カービングにはピッタリだと思います。
その分、革の扱いにも、作業中の汚れだとか変色等、取り扱うのに少し気をつけないといけないですけどね。

カービングのカットをし終わったところです。さてと、、、これからしばらくは刻印打ちに没頭することになりそうです。