前回作成した長財布は、カジュアル指向でカービングを根性で入れていましたが、今回はワークスタイル、つまり、仕事スタイルの服装にも合うサイフを目指して作成しました。
仕事着としては、作業着、スーツ等いろいろとあると思いますが、遊び心を出しすぎず、無難に、しかし、個性は出してみる、という感じにしてみました。
−表−
表革:サドルのナチュラル(グレージング無し)1.5mm厚のミンクオイル仕上げ。
パーツの端々に茶色のオイルレザーを付けてアクセントを出してみたら、何気にかわいくなりました。
右上の飾りのコンチョは前回の記事でオーダーメイドで作成・購入したものです。
コンチョのデザインとしては、最近、マウスパッドの頃からどうも「3」にこだわっていたのもあって、3つ巴紋にしてみました。なので、これだけでもどことなく「和」の感じが醸し出されている気がします。
このシルバーコンチョは、敢えてポリッシュで磨かずに数年経過させると、また年季の入ったいい色になるように思います。
ウォレットチェーンは、大人しく、丸レースでシンプルに作ってみました。
−裏−
裏には、下部の方にカービングを入れました。今回は久しぶりにトライバルな模様でデザインしてみました。
1.5mm厚ということもあって、深彫りはできませんでしたが、それなりに存在感が出せたかと思います。
デザインのカテゴリ的には、サーファー系の和風トライバルを目指した感じに仕上がりました。
−表(開き状態)−
真ん中には、前回作成の筆箱で余ったパイソン革を使いました。
財布に蛇の革を使ってあるので、金運も良くなることを期待しています。。。
−サーフィン和風トライバル Zoom−
画像では伝わりにくいところですが、バックグラウンドの潰し部分の色挿しには、上下にディープグリーン、中央は紺を挿してあります。色止めでこの部分にはラッカーを入れているので、光の加減で微妙な見え方をします。
−中(開いた状態)−
基本的には、前回作成した財布とほぼ同じ仕様で作っています。革は基本、1mm厚(部分的に漉きを入れて)で組み合わせてあります。
−ワンポイント刻印 Zoom−
これにもとりあえずアクセントに鷲の刻印を入れておきました。染めも割と奇麗に入りました。
−サイド−
サイドのコバはアクリル系のコバコート(焦茶)で仕上げました。
−コーディネイト 1−
ワークスタイルということで、スーツのパンツに合わせてみました。ウォレットチェーンは勤務時には(支障あるなら)外しておき、アフターファイブの切り替え時や通勤時には付けておくという使い分けでもいいかと思います。
−コーディネイト 2−
コンチョ、及びドロップハンドル(回転フック)を隠しておきたい場合は、財布を裏にして挿しておけば、シックなスタイルに見せることができます。
このレザーはカービング部分以外はミンクオイルのみで仕上げています。使用するうちにまた、年月を経て自然なアメ色の灼け具合が出るといいなぁと思います。
2008年2月14日木曜日
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